整骨院・接骨院でGoogleビジネスプロフィールを運用している方で、以下のいずれかに当てはまる方:
「写真が3枚しかない」「何を撮ればいいか分からない」「ビフォーアフターが使えないなら、何を載せればいいのか」
写真の役割は「効果の証明」ではなく「行きやすさの提示」です。整骨院を探す人が抱えている不安は、効果があるかどうかより「初めてでも大丈夫か」「どこにあるか」にあります。
本記事では、撮るべき7種類と枚数の目安、使えない4類型、外観・院内それぞれの撮り方、スマホでの実務、追加の運用ルールまでを解説します。
1. なぜ写真がMEOで評価されるのか

写真は「あった方がいい」ではなく、運用の中核です。理由は3つあります。
1-1. 情報の充実度を示す
| 状態 | 受け取られ方 |
|---|---|
| 写真が3枚以下 | 情報が乏しい。運用されていない印象 |
| 外観写真がない | 実在するのか判断しにくい |
| 10枚以上あり、種類が揃っている | きちんと運用されている施術所 |
1-2. 更新性の指標になる
Googleビジネスプロフィールは、継続的に更新されているかどうかが評価に関わります。写真は投稿と並んで、更新を示しやすい要素です。
毎週追加する必要はありません。月に1〜2枚を継続するだけで、更新が止まっていない状態を保てます。
一度に30枚上げて半年放置するより、月1枚を1年続ける方が効果的です。
1-3. 閲覧者の行動に直結する
| 行動 | 写真の影響 |
|---|---|
| ルート案内のリクエスト | 外観写真があると「行けそう」と判断される |
| 通話 | 院内の様子が分かると心理的ハードルが下がる |
| 滞在時間 | 写真が多いほど閲覧される |
順位が上がらない原因の全体像は、整骨院のMEO順位が上がらない12の原因と改善手順で解説しています。写真の不足は、そのうちの1つです。
2. 撮るべき写真7種類と必要枚数

やみくもに増やすのではなく、種類を揃えることが重要です。同じ角度の施術室が5枚あっても、伝わる情報は増えません。
| # | 種類 | 枚数の目安 | 伝わること |
|---|---|---|---|
| 1 | 外観 | 2〜3枚 | 場所・見つけやすさ |
| 2 | 受付 | 1〜2枚 | 最初に目にする空間 |
| 3 | 待合 | 1〜2枚 | 待ち時間の過ごしやすさ |
| 4 | 施術室 | 2〜3枚 | 清潔感・プライバシーへの配慮 |
| 5 | 設備・機器 | 1〜2枚 | 対応できる施術内容 |
| 6 | 駐車場 | 1〜2枚 | 車で行けるかの判断材料 |
| 7 | スタッフ | 1〜2枚 | どんな人がいるか |
上記を最小構成で揃えると、ちょうど9〜10枚になります。ここが最初の目標です。
10枚あれば「種類が揃っている」状態になり、そこから月1〜2枚ずつ足していけば十分です。
2-1. 優先順位
| 順位 | 種類 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | 外観 | 来院時に見つけられないと、そもそも辿り着けない |
| 2 | 受付・待合 | 初来院の不安を直接下げる |
| 3 | 駐車場 | 負傷時は車で来るケースが多い |
| 4 | 施術室 | 清潔感が伝わる |
| 5 | 設備・スタッフ | 補足情報 |
外観と駐車場が最も実用的です。院内の綺麗さより、「辿り着けるか」の方が切実な問題だからです。
2-2. スタッフ写真の注意点
スタッフ写真そのものは問題ありませんが、キャプションで経歴に触れると広告規制に抵触します。
「経験20年のベテラン」「○○協会認定」は書けません。書けるのは「柔道整復師」と氏名までです。
詳しくは柔道整復師の名称独占と広告できる肩書きで解説しています。
写真のキャプション、規制に触れていませんか?
写真は問題なくても、説明文に症状名や効果表現が入ると指導の対象になります。
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3. 使えない写真|規制で禁止される4類型

写真も広告の一部です。文字と同じ基準で判断してください。
類型1: 施術前後の比較写真
| 該当例 | 問題 |
|---|---|
| 姿勢のビフォーアフター | 効果の視覚的保証 + 業務範囲外 |
| 可動域の比較(前屈など) | 効果の視覚的保証 |
| 骨盤・肩の高さの左右比較 | 業務範囲外 + 効果訴求 |
| レントゲン・エコー画像の比較 | 効果保証 + 診断の示唆 |
「※個人差があります」と添えても回避できません。理由は整骨院でビフォーアフター写真は使えるのかで詳しく解説しています。
類型2: 患者さんが写る写真
| 問題 | 内容 |
|---|---|
| 肖像権 | 本人の同意なく容貌を公表できない |
| 個人情報 | 来院した事実自体が個人情報 |
| 要配慮個人情報 | 負傷や施術に関する情報は特別な配慮が必要 |
| 体験談との線引き | 写真+感想の組み合わせは体験談に該当 |
同意書を取れば掲載自体は可能ですが、管理コストとリスクに見合いません。
同意書の保管、使用期間の管理、撤回への対応。さらに顔が写っていなくても、体型・服装・背景から特定される可能性があります。
院内写真は患者さんがいない時間帯に撮る。 これを原則にしてください。伝えたい情報は十分に伝わります。
類型3: 効果を示唆する構図
| ❌ 避ける | ✅ OK |
|---|---|
| 施術中の写真 + 「痛みが取れる瞬間」 | 施術ベッドと機器の写真(人物なし) |
| 「バキバキ音が鳴る」演出 | テーピング資材を並べた写真 |
| 施術後の笑顔 + 感想 | 受付スタッフの写真(経歴に触れない) |
類型4: 比較・実績を示す画像
| 該当例 | 問題 |
|---|---|
| 「口コミ★4.8」の画像 | 比較優良広告 |
| 「地域No.1」のバナー | 同上 |
| 認定証・修了証の写真 | 技能・経歴の広告 |
| 受賞歴を示す画像 | 同上 |
写真として撮ったものだけでなく、作成した画像も対象です。バナーやテキスト画像をアップロードする場合も、同じ基準で確認してください。
4. 外観写真の撮り方|来院時に見つけてもらう

外観写真の目的は、綺麗に見せることではありません。初めての人が辿り着けることです。
4-1. 撮るべき3カット
| # | カット | 目的 |
|---|---|---|
| 1 | 正面の引き | 建物全体と看板が分かる |
| 2 | 道路からの見え方 | 歩いてきたときの視界を再現 |
| 3 | 入口の寄り | ドアの位置・段差の有無 |
多くの院は正面の引きだけを載せていますが、実際に来る人は道路を歩いてきます。
最寄り駅の方向から歩いて、院が見え始める地点で撮る。この1枚があるだけで「あ、これか」と分かります。
4-2. 目印を入れる
| 入れるとよいもの | 理由 |
|---|---|
| 隣接する店舗・施設 | 「コンビニの隣」で伝わる |
| 交差点・信号 | 位置の特定に使われる |
| 特徴的な建物・看板 | 目印になる |
| のぼり・A看板 | 実際の見え方に近い |
4-3. 撮る時間帯
| 時間帯 | 評価 | 備考 |
|---|---|---|
| 午前中〜昼過ぎ | ◎ | 光が均一。看板が読める |
| 夕方(日没前) | ○ | 照明が点いた状態が撮れる |
| 正午の直射日光 | △ | 影が濃く出て看板が読みにくい |
| 完全な夜 | △ | 周辺が見えず位置が分からない |
夜間も施術している場合は、昼と夜の両方を1枚ずつ撮っておくと親切です。夜の見え方は昼と大きく変わります。
5. 院内写真の撮り方|不安を下げる構図

院内写真が担うのは、「初めてでも大丈夫そうだ」と思ってもらう役割です。
5-1. 構図の3原則
| 原則 | やり方 |
|---|---|
| 広く見せる | 部屋の角から対角線方向に撮る |
| 明るく撮る | 照明をすべて点ける。昼間に撮る |
| 片付けてから撮る | タオル・書類・私物を写さない |
部屋の中央から撮ると狭く見えます。部屋の角に立ち、反対側の角に向けて撮ると、同じ部屋でも広く写ります。
スマホを胸の高さに構え、水平を保つのがコツです。
5-2. 場所別のポイント
| 場所 | 写すもの | 避けるもの |
|---|---|---|
| 受付 | カウンター全体、料金表の掲示 | 予約表・患者名の書かれた書類 |
| 待合 | 椅子の配置、全体の広さ | 散らかった雑誌、私物 |
| 施術室 | ベッド、カーテンの仕切り | 使用済みタオル、患者さん |
| 設備 | 機器の全体像 | メーカーの効果訴求ステッカー |
| 駐車場 | 停める向き、台数、入口からの位置 | 他人の車のナンバー |
意外に見落とされるのが以下です。
受付の予約表(患者名)/ 待合の他の患者さん / 駐車場の車のナンバー / 掲示物の中の効果表現
撮影後、拡大して隅々まで確認してください。個人情報や違反表現が写り込んでいることがあります。
5-3. 患者さんがいない時間に撮る
| タイミング | 評価 |
|---|---|
| 開院前 | ◎ 片付いていて誰もいない |
| 昼休み | ◎ 自然光が入る |
| 閉院後 | ○ 照明のみになる |
| 施術時間中 | ✕ 患者さんが写る |
昼休みが最も条件が良いです。自然光が入り、誰もおらず、片付いています。
6. スマホで撮るときの実務

専用機材は不要です。スマホで十分な品質が出せます。
6-1. 撮影の基本
| 項目 | やり方 |
|---|---|
| 水平を保つ | グリッド表示をオンにする。傾くと素人感が出る |
| 高さ | 胸の高さ。目線の高さだと見下ろした構図になる |
| 明るさ | 画面をタップして暗い部分に露出を合わせる |
| 解像度 | 設定を最高画質に。あとから圧縮はできる |
| 枚数 | 1箇所につき5枚撮って、後から選ぶ |
6-2. 加工の是非
| 加工 | 可否 | 備考 |
|---|---|---|
| 明るさ・コントラストの調整 | 問題なし | 実物に近づける範囲で |
| 水平の補正 | 問題なし | — |
| トリミング | 問題なし | 写り込みを除くのにも使える |
| 実物と異なる印象にする加工 | 避ける | 誤認を招く |
| 文字の追加(効果表現) | 不可 | 画像も広告の一部 |
彩度を上げすぎた写真は、実物を見たときのギャップを生みます。
写真で期待値を上げすぎると、来院時に「思っていたのと違う」という印象を与えかねません。実物に近い明るさへ整える程度にとどめるのが無難です。
6-3. アップロードの手順
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1 | GBP管理画面の「写真」を開く |
| 2 | カテゴリを選ぶ(外観・内観・チームなど) |
| 3 | アップロードする |
| 4 | 反映まで数分〜数時間待つ |
カテゴリを正しく選ぶことが重要です。外観写真を「内観」で登録すると、正しく分類されません。
7. 追加のタイミングと運用ルール

一度揃えて終わりではありません。継続的な更新が評価につながります。
7-1. 追加の頻度
| 頻度 | 評価 | 備考 |
|---|---|---|
| 月1〜2枚 | ◎ | 無理なく続く。更新が止まらない |
| 四半期に数枚 | ○ | 最低ライン |
| 一度に30枚 → 以後放置 | △ | 更新が止まったと見なされる |
7-2. 追加のきっかけ
| タイミング | 撮るもの |
|---|---|
| 季節が変わったとき | 外観(周辺の様子が変わる) |
| 機器を新しく導入したとき | 設備 |
| 内装を変えたとき | 院内 |
| のぼり・看板を新しくしたとき | 外観 |
| スタッフが増えたとき | スタッフ |
7-3. 古い写真の扱い
| 状況 | 対応 |
|---|---|
| 内装を変えた前の写真 | 削除する。実態と異なる |
| 退職したスタッフの写真 | 削除する |
| 移転前の外観 | 削除する |
| 古いが実態と一致している写真 | 残してよい |
内装を変えたのに前の写真が残っていると、来院時に「違う場所に来たのでは」という混乱を招きます。
退職したスタッフの写真も同様です。実態と一致しない写真は、枚数を稼ぐ価値より、混乱のコストの方が上回るでしょう。
7-4. 効果の測り方
| 見る指標 | 理由 |
|---|---|
| ルート案内のリクエスト数 | 外観写真の効果が最も出やすい |
| 通話数 | 院内写真で不安が下がると増える |
| 写真の表示回数 | インサイトで確認できる |
| 順位 | 検索地点で変わる。追う意味が薄い |
GBPの運用全体は、整骨院のGoogleビジネスプロフィール完全攻略で解説しています。
8. よくある質問FAQ

Q1. 何枚あれば十分ですか?
まず10枚を目標にしてください。外観2〜3枚、受付1〜2枚、待合1〜2枚、施術室2〜3枚、設備1〜2枚、駐車場1〜2枚で、ちょうど10枚前後になります。ここから月1〜2枚ずつ足していけば十分です。枚数を競うより、種類が揃っていることの方が重要です。
Q2. プロのカメラマンに依頼すべきですか?
必須ではありません。スマホで十分な品質になります。水平を保ち、明るく撮り、片付けてから撮る。この3点を守るだけで、多くの院の写真より良いものになるでしょう。予算があれば外観だけプロに頼むという選択肢もありますが、優先度は高くありません。
Q3. 施術中の写真は撮ってはいけませんか?
患者さんが写る場合は避けてください。肖像権・個人情報・体験談の三重のリスクがあります。同意書を取れば掲載自体は可能ですが、管理コストに見合いません。ベッドと機器だけの写真(人物なし)であれば問題ないので、そちらを使ってください。
Q4. スタッフの写真にキャプションを付けたいのですが
付けられますが、経歴・技能に触れないでください。「経験20年」「○○協会認定」は広告規制に抵触します。書けるのは「柔道整復師 ○○ ○○」までです。趣味や出身地といった資格と無関係な情報は自由に書けます。
Q5. 写真を増やしたら順位は上がりますか?
写真だけで順位が決まるわけではありません。NAP情報の統一、投稿の継続、口コミの積み上げと合わせて効いてきます。ただし、写真が3枚以下の状態は明確に不利なので、まず10枚まで補充する価値はあります。効果は順位より、ルート案内のリクエスト数と通話数で見てください。
Q6. 加工アプリで明るくしてもいいですか?
明るさ・コントラスト・水平補正・トリミングは問題ありません。実物に近づける範囲であれば適切です。ただし彩度を上げすぎるなど、実物と異なる印象になる加工は避けてください。来院時のギャップにつながります。文字を追加する場合、効果表現や症状名を入れると広告規制の対象になります。
Q7. 内装を変えました。前の写真は残しても?
削除してください。実態と異なる写真は、来院時の混乱を招きます。「違う場所に来たのでは」と思われると、枚数を稼いだ意味がありません。退職したスタッフの写真、移転前の外観も同様に削除してください。
Q8. 撮影で最も見落としやすい点は?
写り込みです。受付の予約表(患者名)、待合にいる他の患者さん、駐車場の車のナンバー、掲示物に書かれた効果表現。撮影後に拡大して隅々まで確認してください。個人情報や違反表現が写っていることがあります。
9. まとめ|効果を見せず、様子を伝える

整骨院の写真運用は、「効果の証明」から「行きやすさの提示」へ発想を切り替えることが出発点です。
ビフォーアフターが使えないのは制約ですが、そもそも探している人が求めているのは効果の証明ではありません。負傷して困っている人は、すでに施術を受けたいと思っています。あとは「どこにあるか」「初めてでも大丈夫か」の不安が解消できればいい。外観と院内の写真は、それを直接満たします。
本日中にできること
- 現在の枚数と種類を確認する:10枚あるか / 外観・駐車場はあるか
- 実態と異なる写真を削除する:内装変更前、退職者、移転前
- ビフォーアフターがないか確認する:あれば即削除
今週中にできること
- 昼休みに院内を撮る:受付・待合・施術室・設備を各1〜2枚
- 外観を3カット撮る:正面の引き / 道路からの見え方 / 入口の寄り
- 駐車場を撮る:停める向きと入口からの位置が分かる構図
今月から続けること
- 月1〜2枚を追加する:季節・設備・内装が変わったとき
- 写り込みを確認する習慣:アップロード前に拡大して隅々まで
- ルート案内と通話数を記録する:写真の効果はここに出る
写真は、投稿や口コミと違って一度撮れば長く使える資産です。昼休みの30分で院内をひととおり撮り、外観を3カット押さえる。それだけで10枚に届きます。今週のうちに済ませてしまってください。
写真とキャプション、両方チェックできていますか?
ビフォーアフター写真の残存、キャプションの効果表現、写り込んだ掲示物の違反表現。
柔整ガイドAIは、GBP・HP・SNSを業種特化AIが自動診断するSaaSです。
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