MEO・GBP運用

整骨院のGBP投稿テンプレ30選|規制準拠しつつ順位が上がる投稿の型

著者: インフォサクセス(Infosuccess) 2026年8月4日 公開 2026年8月5日 更新 読了 約25分
スマートフォンに表示されたGoogleビジネスプロフィールの投稿画面と、5種類の投稿カード
⚠️ この記事を読むべき方

整骨院・接骨院のGoogleビジネスプロフィール(以下GBP)を運用していて、以下のいずれかに当てはまる方:

「投稿しようと思っても書くことが思いつかない」「肩こり・腰痛が書けないので投稿の題材が尽きた」「投稿しているが順位が動かない」

GBP投稿が続かない最大の原因は、やる気ではなく題材のストック不足です。しかも柔整業界は広告規制が厳しく、他業種で使える投稿ネタの大半が使えません。
本記事では、業務範囲内で書ける投稿テンプレ30本を用意し、順位に効く投稿の型・頻度・写真・CTAボタンの選び方まで解説します。

1. GBP投稿とは|MEO順位に効く仕組みと4つの投稿タイプ

GBP投稿の4タイプと使い分けを示した図
図1: GBP投稿の4タイプと使い分け。基本は「最新情報」。

GBP投稿(旧称: Google マイビジネス投稿)は、Googleビジネスプロフィールの管理画面から公開できる短い記事のことです。検索結果やマップのプロフィール内に表示されます。

投稿がMEO順位に効く3つの理由

Googleは公式に「投稿すれば順位が上がる」とは言っていません。しかし実務上、投稿を継続している施術所とそうでない施術所では、明確な差が出ます。理由は3つあります。

要因 仕組み
関連性の向上 投稿本文のキーワードが、検索クエリとの関連性判定に使われる
行動シグナル 投稿を見た人がプロフィールを閲覧・クリック・電話する行動が蓄積される
鮮度の証明 更新が止まっているプロフィールより、動いているプロフィールが優先されやすい

特に3つ目が重要です。投稿が半年止まっているプロフィールは「営業しているか怪しい」と判断されるリスクがあります。順位を上げるためというより、下がらないために投稿すると考えた方が実態に近いです。

4つの投稿タイプと使い分け

GBPの投稿には4種類あります。施術所で日常的に使うのは「最新情報」です。

タイプ 特徴 表示期間 整骨院での使いどころ
最新情報 もっとも汎用的。文章+写真+CTAボタン 無期限(新しい順に表示) 基本はこれ。週1回の定期投稿
特典 クーポン・割引の告知 設定した期間 規制リスクが高いため非推奨
イベント 日時が決まった催しの告知 イベント終了まで 健康講座、スポーツ大会への帯同など
製品 商品の紹介 無期限 サポーター等の物販がある場合のみ
⚠️ 「特典」タイプは慎重に

「初回半額」「今だけキャンペーン」といった投稿は、誤認誘引や虚偽広告に該当するリスクがあります。特に、キャンペーンを常時実施している状態で「今だけ」と書き続けると虚偽広告になります。
使う場合は、通常価格と適用期限を必ず併記してください。

GBPの基本設定や運用全体については、整骨院のGoogleビジネスプロフィール完全攻略で解説しています。本記事は投稿機能に絞って深掘りします。

2. 整骨院のGBP投稿が違反になりやすい5パターン

GBP投稿の違反5パターンを示した図
図2: GBP投稿で違反になりやすい5パターンとNG例。

GBP投稿は不特定多数が閲覧できる公開情報であり、明確に広告に該当します。自院ウェブサイトのような例外解釈はありません。ここを誤解している施術所が非常に多いのが実情です。

パターン1: 業務範囲外の症状名を書く

❌ NG投稿例 ✅ 修正例
「デスクワークによる肩こりでお悩みの方、当院にご相談ください」 「重い物を持ち上げた際の肩の捻挫・打撲についてご相談ください」
「慢性的な腰痛のケアを行っています」 「急性腰部捻挫(ぎっくり腰)の施術に対応しています」

柔道整復師の業務範囲は骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷の5傷病です。それ以外の症状名を投稿に書くと、業務範囲外の広告になります。使える症状名と言い換えは、整骨院で使ってはいけない症状名・療法名一覧に100語まとめています。

パターン2: 効果を約束する

❌ NG投稿例 ✅ 修正例
「1回の施術でスッキリ改善します」 「施術後の経過には個人差があります」
「根本から治します」 「固定法と後療法を組み合わせて施術を行います」

パターン3: 患者さんの声を載せる

これはガイドラインで明示的に禁止されている類型です。「喜びの声をいただきました」「〇〇さんから感想が届きました」といった投稿は避けてください。

⚠️ 体験談は代替が難しい

体験談は訴求力が高いため使いたくなりますが、代替表現がありません。削除するしかない類型です。
同じ「信頼感の醸成」を狙うなら、施術の流れの説明や、傷病の解説投稿で専門性を示す方向に切り替えてください。本記事のテンプレはその方針で設計しています。

パターン4: 独自療法名を出す

❌ NG投稿例 ✅ 修正例
「当院独自の○○式骨盤矯正をご紹介します」 「骨盤周辺への手技療法についてご説明します」
「最新の特殊機器を導入しました」 「物理療法機器を導入しました」

パターン5: 比較・実績を訴求する

❌ NG投稿例 ✅ 修正例
「おかげさまで口コミ4.8をいただきました」 (削除推奨。比較優良広告に該当)
「地域No.1の施術実績」 「2016年開業、地域に密着した接骨院です」
「経験20年のベテランが担当します」 「柔道整復師2名が在籍しています」
💡 過去のGBP投稿をさかのぼって、この5パターンに該当するものがないか確認してみてください。GBP管理画面の投稿一覧から、直近6ヶ月分をチェックするだけでも十分な効果があります。

3. 順位に効く投稿の型|3つの構成要素

投稿の型を3要素に分解した図
図3: 順位に効くGBP投稿の3つの構成要素と文字数目安。

規制を守りつつ効果を出すには、投稿に「型」を持つことが重要です。毎回ゼロから考えると続きません。

投稿の基本構造

効果的なGBP投稿は、次の3要素で構成されます。

要素 役割 文字数目安
① 冒頭2行 検索結果で見えるのはここだけ。地域名+傷病名を入れる 50〜80字
② 本文 専門性を示す解説。業務範囲内の情報を正確に書く 150〜300字
③ 締め+CTA 次の行動を示す。ボタンと文言を一致させる 30〜60字

①冒頭2行が9割

GBP投稿は、検索結果やマップ上では冒頭の数十文字しか表示されません。「続きを読む」を押してもらえるかは、この2行で決まります。

✅ 冒頭に入れるべき2要素

地域名傷病名を冒頭2行に必ず入れてください。これは検索クエリとの関連性判定に直結します。
例:「○○市足関節捻挫(足首のねんざ)の施術をお探しの方へ。受傷直後の対応についてご説明します。」

②本文は「解説」に振り切る

柔整業界では、集客的な訴求(効果・体験談・比較)がほぼ全部使えません。そこで発想を変えて、解説記事として書くのが最適解になります。

解説型のメリットは3つあります。

③CTAボタンと文言を一致させる

GBP投稿にはCTAボタンを付けられます。よくある失敗が、ボタンと本文の締めがズレているケースです。

❌ ズレている例 ✅ 一致している例
本文の締め「お気軽にご相談ください」
ボタン「オンライン予約」
本文の締め「ご予約はこちらから」
ボタン「オンライン予約」
本文の締め「詳しくは当院まで」
ボタン「詳細」
本文の締め「お電話でご相談ください」
ボタン「電話」

完成例で確認する

3要素を組み合わせると、次のような投稿になります。

✅ 完成例(足関節捻挫の解説投稿)

① 冒頭2行
「○○市で足関節捻挫(足首のねんざ)の施術をお探しの方へ。受傷直後の対応についてご説明します。」

② 本文
「捻挫は、関節に外力が加わって靱帯などが損傷した状態です。足首は日常生活でもスポーツでも受傷しやすい部位で、段差を踏み外した、着地に失敗したといった心当たりがあることが多くみられます。受傷直後は安静・冷却・圧迫・挙上が基本とされています。自己判断で温めたり強く動かしたりすると、状態が悪化する場合があります。当院では患部の状態を確認したうえで、固定法と後療法を組み合わせて施術を行います。」

③ 締め+CTA
「ご予約・ご相談はお電話にて承っています。」
CTAボタン:電話

この投稿には、効果を約束する表現も、他院との比較も、業務範囲外の症状名も一切含まれていません。それでいて、専門性と対応可能な内容は明確に伝わります。これが柔整業界におけるGBP投稿の最適解です。

やりがちな失敗3つ

失敗1: 冒頭に挨拶を書く

「こんにちは、○○接骨院です。いつもご覧いただきありがとうございます。」— この2行で、検索結果に表示される枠を使い切ってしまいます。挨拶は不要です。1文字目から本題に入ってください

失敗2: 地域名を入れ忘れる

MEOは地域検索です。「○○市」「○○駅」といった地名が本文に入っていないと、地域クエリとの関連性が判定されません。毎回必ず地域名を入れることをルール化してください。

失敗3: 写真を付けない

写真なしの投稿は、あるものと比べて視認性が大きく劣ります。院内の写真を10枚ほど撮りためておき、使い回すだけで構いません。毎回新規に撮影する必要はありません

過去投稿をさかのぼって手作業でチェックすると、1時間近くかかります。
業種特化AIがGBP・HP・SNSを3分で自動診断するSaaSを開発中です。

▶ ベータ版ウェイトリストに登録する(無料)
※ 2026年夏リリース予定。登録者は3ヶ月無料の特典付き

4. 投稿頻度と最適な曜日・時間

投稿頻度ごとの評価を示した横棒グラフ
図4: 投稿頻度別の評価。週1〜2回の継続が最も現実的。

「毎日投稿すべきか」という質問をよく受けます。結論から言うと、週1回を1年続ける方が、毎日投稿して1ヶ月でやめるより効果があります

推奨頻度: 週1〜2回

頻度 評価 コメント
毎日 効果は高いが、9割の院が1ヶ月で挫折する
週1〜2回 継続可能で効果も十分。推奨
月1〜2回 最低ライン。やらないよりは確実に良い
3ヶ月以上放置 × 更新停止と判断されるリスクが出る
📚 なぜ「継続」が効くのか

Googleの評価は瞬間的なスコアではなく、継続的な活動の履歴を見ています。1ヶ月に30本投稿して11ヶ月止まるより、毎月4本を12ヶ月続ける方が、活動しているプロフィールとして評価されます。
つまり、投稿数の総量より投稿が途切れないことが重要です。

曜日と時間の目安

整骨院の利用者層を考えると、以下の時間帯が有力です。

曜日 時間 狙い
月曜 9:00〜11:00 週末のスポーツで負傷した人が探し始める時間帯
木・金曜 18:00〜21:00 週末に向けて予約を検討する層
日曜 10:00〜12:00 スポーツイベント当日の急な負傷

ただし、これはあくまで一般的な目安です。自院のインサイトで実際の閲覧が多い時間帯を確認する方が確実です。GBP管理画面の「パフォーマンス」から確認できます。

投稿を継続するための仕組み

継続を意志の力に頼ると必ず失敗します。仕組みで解決してください。

  1. 月初に4本まとめて作る — 週1回ずつ作るより、月1回まとめる方が効率的
  2. テンプレをストックする — 本記事の30本を院内フォルダに保存し、季節に合わせて使い回す
  3. 投稿日をカレンダーに登録 — 「毎週月曜10時」を固定枠にする
  4. 担当者を決める — 院長が忙しいなら受付スタッフに任せる(ただし投稿前承認は必須)

年間投稿カレンダーの作り方

もっとも挫折しにくいのは、1年分の投稿枠を先に決めてしまう方法です。第5章のテンプレを月ごとに割り当てると、こうなります。

週1 週2 週3 週4
4月 季節(新生活) 傷病解説(捻挫) 基本情報(予約) 予防(運動前)
5月 季節(運動会) 傷病解説(挫傷) 基本情報(駐車場) 予防(受傷直後)
6月 傷病解説(打撲) 基本情報(施術時間) 予防(荷物) 傷病解説(固定法)
7月 季節(夏休み) 傷病解説(足関節) 基本情報(アクセス) 予防(再発予防)
8月 お知らせ(お盆) 傷病解説(後療法) 基本情報(療養費) 傷病解説(頸部)
9月 季節(行楽) 傷病解説(腰部) 基本情報(スタッフ) 予防(固定期間)

この表を作っておけば、「今週何を書くか」で悩む時間がゼロになります。あとは該当するテンプレを開いて、日付や数字を当てはめるだけです。

✅ ローテーションの黄金比

4週で回す場合、季節1本・傷病解説1〜2本・基本情報1本・予防1本の配分が扱いやすいです。
傷病解説は専門性、基本情報は実用性、季節は時流、予防は継続来院の動機づけと、それぞれ役割が違います。偏らせないことで、幅広い検索意図をカバーできます。

💡 いちばん現実的なのは「月初に4本作って、毎週月曜に1本ずつ出す」という運用です。作業日は月1回で済みます。

5. そのまま使えるGBP投稿テンプレ30選

テンプレ30本のカテゴリ別内訳を示した図
図5: GBP投稿テンプレ30本のカテゴリ別内訳。

ここからが本題です。すべて業務範囲内・規制準拠で書ける題材を30本用意しました。○○の部分を自院の情報に置き換えるだけで使えます。

⚠️ 使用上の注意

テンプレは規制リスクを下げた表現になっていますが、適法性を保証するものではありません。自院の実態と合っているか(営業時間・スタッフ数・設備など)を必ず確認してから投稿してください。判断に迷う場合は所轄保健所に相談できます(無料)。

5-1. 傷病・施術内容の解説型(8本)

もっとも汎用性が高く、規制リスクが低いカテゴリです。専門性を示せるため、信頼獲得にも効きます。

# テーマ 本文テンプレ
1 捻挫の応急対応 「○○市で足関節捻挫(足首のねんざ)の施術をお探しの方へ。捻挫は関節に外力が加わり、靱帯などが損傷した状態です。受傷直後は安静・冷却・圧迫・挙上が基本となります。当院では患部の状態を確認したうえで、固定法と後療法を組み合わせて施術を行います。ひねった心当たりがあれば、お早めにご相談ください。」
2 打撲の見分け方 「打撲は外力によって皮下組織や筋肉が損傷した状態です。表面に傷がなくても内部が損傷していることがあり、腫れや内出血が後から出てくる場合もあります。○○市の当院では、受傷の状況をお伺いしたうえで施術を行います。ぶつけた後に腫れや痛みが続く場合はご相談ください。」
3 挫傷(肉ばなれ)の解説 「挫傷はいわゆる肉ばなれで、筋や腱が急激な力で損傷した状態です。ダッシュやジャンプの際に起こりやすく、受傷時に音を感じることもあります。○○市の当院では、損傷部位の状態に応じて固定と後療法を行います。運動中に急な痛みが出た方はご相談ください。」
4 急性腰部捻挫の解説 「急性腰部捻挫は、いわゆるぎっくり腰にあたる状態です。重い物を持ち上げた、急に体をひねったなど、原因となる動作が特定できるのが特徴です。○○市の当院では、受傷の経緯をお伺いしたうえで施術方針をご説明します。動けないほどの痛みがある場合は、まずお電話ください。」
5 頸部捻挫(寝違え)の解説 「頸部捻挫は、いわゆる寝違えにあたる状態です。不自然な姿勢が続いたことで首の組織に負担がかかり、動かしづらくなります。○○市の当院では、首の可動域を確認したうえで無理のない範囲で施術を行います。急に首が回らなくなった方はご相談ください。」
6 骨折・脱臼と医師の同意 「骨折・脱臼については、応急手当を除き医師の同意が必要と法律で定められています。○○市の当院では、骨折や脱臼が疑われる場合、応急処置を行ったうえで医療機関の受診をご案内します。強い変形や激しい痛みがある場合は、無理に動かさずご連絡ください。」
7 固定法について 「当院で行う固定法についてご説明します。固定は、損傷した部位を安静に保ち、回復の妨げとなる動きを制限するために行います。テーピングや包帯など、状態に応じて方法を選択します。○○市の当院では、日常生活への影響もお伺いしながら固定方法をご提案します。」
8 後療法について 「後療法とは、固定期間を経た後に行う施術のことです。手技療法・運動療法・物理療法があり、状態に応じて組み合わせます。○○市の当院では、受傷からの経過を確認しながら施術内容を調整しています。施術の流れについてご不明な点はお問い合わせください。」

5-2. 季節・時期連動型(7本)

時期に合わせて投稿すると、検索需要と一致しやすくなります。年間カレンダーとして使い回せるのが利点です。

# 時期 本文テンプレ
9 4月
新生活
「新年度が始まり、久しぶりに体を動かす機会が増える時期です。急に運動を再開すると、捻挫や挫傷を負いやすくなります。○○市の当院では、スポーツ中の負傷に対応しています。運動を再開する前の準備についてもご相談ください。」
10 5月
運動会
「運動会シーズンです。保護者の方が久しぶりに全力疾走して挫傷(肉ばなれ)を負うケースが毎年見られます。○○市の当院では、挫傷・捻挫・打撲の施術に対応しています。当日の急な負傷にもご対応しますので、まずはお電話ください。」
11 7月
夏休み
「夏休みに入り、お子様のスポーツ活動が増える時期です。部活動の練習量が急に増えると、捻挫や挫傷のリスクが高まります。○○市の当院では、学生の方のスポーツ外傷にも対応しています。負傷の際はお早めにご相談ください。」
12 9月
秋の行楽
「行楽シーズンです。登山やハイキングでの足関節捻挫が増える時期にあたります。○○市の当院では、捻挫の施術に対応しています。山道で足をひねった、下山後に腫れてきたという場合はご相談ください。」
13 12月
大掃除
「年末の大掃除の時期です。高い場所の作業や重い物の移動で、腰部捻挫や打撲を負う方が増えます。○○市の当院では、年末は○月○日まで施術を行っています。無理な姿勢での作業にはご注意ください。」
14 1月
雪・凍結
「路面が凍結しやすい時期です。転倒による打撲・捻挫、場合によっては骨折の可能性もあります。○○市の当院では、転倒後の痛みについてご相談を承っています。強い痛みや変形がある場合は、医療機関の受診をご案内する場合があります。」
15 3月
年度末
「引っ越しシーズンです。重い荷物の運搬で急性腰部捻挫(ぎっくり腰)を負う方が毎年いらっしゃいます。○○市の当院では、急な負傷にも対応しています。荷物を持ち上げた際に腰に力が入らなくなった場合は、お早めにご連絡ください。」

5-3. 院の基本情報型(6本)

厚生省告示第70号で明示的に広告が認められている事項です。堂々と書けるうえ、利用者にとっても実用的な情報になります。

# テーマ 本文テンプレ
16 駐車場の案内 「当院の駐車場についてご案内します。院の○側に○台分をご用意しています。満車の場合は、近隣の○○駐車場もご利用いただけます。○○市で駐車場のある接骨院をお探しの方は、お気軽にお越しください。」
17 予約方法の案内 「ご予約方法についてご案内します。当院は予約優先制で、お電話またはWebから承っています。当日のご予約も、空きがあれば対応可能です。○○市の当院の施術時間は○時〜○時です。詳しくはお電話ください。」
18 アクセスの案内 「当院へのアクセスについてご案内します。○○駅から徒歩○分、○○通り沿いの○○ビル○階です。目印は○○です。初めてお越しの方で場所が分かりにくい場合は、お電話いただければご案内します。」
19 施術時間の案内 「当院の施術時間をご案内します。平日○時〜○時、土曜○時〜○時です。休診日は○曜日と祝日となります。○○市で夜○時まで施術を行っている接骨院をお探しの方は、ご利用ください。」
20 療養費の説明 「施術費用についてご案内します。骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷については、医療保険の療養費支給申請ができます(適用条件があります)。骨折・脱臼は応急手当を除き医師の同意が必要です。詳しい条件は窓口でご説明しますので、お気軽にお尋ねください。」
21 スタッフ体制 「当院のスタッフ体制についてご案内します。柔道整復師○名が在籍し、受付スタッフ○名とともに対応しています。○○市の当院は○年開業です。ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。」
✅ 基本情報型は「安全な埋め草」として使える

ネタが思いつかない週は、このカテゴリから出せば確実に投稿を途切れさせずに済みます。駐車場・予約・アクセス・施術時間は、季節を問わず何度でも投稿できます。継続のための保険として押さえておいてください。

5-4. 予防・セルフケア指導型(5本)

指導内容として書けば、業務範囲外の効果訴求になりません。「〜が改善します」ではなく「〜の指導を行っています」と書くのがポイントです。

# テーマ 本文テンプレ
22 運動前の準備 「運動前の準備についてご案内します。急に強い負荷をかけると、挫傷や捻挫のリスクが高まります。当院では、施術と併せて運動前の準備動作について指導を行っています。○○市でスポーツ外傷の施術をお探しの方はご相談ください。」
23 受傷直後の対応 「ぶつけた、ひねった直後の対応についてご説明します。一般に、安静・冷却・圧迫・挙上が基本とされています。自己判断で温めたり強く揉んだりすると、状態が悪化する場合があります。○○市の当院では、受傷後の対応についてもご説明しています。」
24 荷物の持ち上げ方 「重い荷物を持ち上げる際の姿勢についてご案内します。膝を曲げずに腰から曲げると、腰部に強い負担がかかります。当院では、施術後に日常動作についての指導も行っています。○○市で急性腰部捻挫の施術をお探しの方はご相談ください。」
25 固定期間中の過ごし方 「固定期間中の過ごし方についてご案内します。固定中は患部を安静に保つことが基本ですが、日常生活で気をつける点は状態によって異なります。当院では、お一人ずつの状況に合わせて具体的にご説明しています。ご不明な点はご来院時にお尋ねください。」
26 再発予防の指導 「同じ部位を繰り返し負傷される方に向けて、当院では再発予防のための運動指導も行っています。負傷の経緯や日常の動作を伺いながら、無理のない範囲でご提案します。○○市の当院までお気軽にご相談ください。」

5-5. お知らせ・実務型(4本)

運用上必ず発生する告知です。実態と一致しているかの確認だけ注意してください。

# テーマ 本文テンプレ
27 年末年始の休診 「年末年始の施術日についてお知らせします。○月○日(○)まで通常どおり施術を行い、○月○日(○)から○月○日(○)まで休診いたします。○月○日(○)より通常施術を再開します。ご不便をおかけしますがよろしくお願いいたします。」
28 臨時休診 「○月○日(○)は都合により休診とさせていただきます。ご予約をいただいていた方には個別にご連絡しております。翌○月○日(○)より通常どおり施術を行います。ご不便をおかけし申し訳ありません。」
29 設備・機器の導入 「このたび物理療法機器を導入しました。温熱療法・電気療法に使用します。施術内容は状態に応じて選択しますので、詳しくは施術時にご説明します。○○市の当院までお気軽にお問い合わせください。」
30 予約システムの変更 「ご予約方法が変わりました。従来のお電話に加え、Webからのご予約が可能になりました。ご予約はプロフィールのリンクからお進みください。お電話でのご予約も引き続き承っています。○○市の当院までお気軽にご連絡ください。」

6. 写真とCTAボタンの選び方

CTAボタン6種の使い分けを示した図
図6: CTAボタン6種の使い分け。整骨院では電話と予約が有効。

投稿本文だけでなく、写真とCTAボタンも効果を左右します。

写真選びの3原則

原則 内容
① 自院で撮影したものを使う フリー素材は他院と重複し、独自性が薄れる。スマホ撮影で十分
② 明るく撮る 照明を全点灯し、日中に撮影する。暗い写真は院の印象を下げる
③ 施術シーンは慎重に 患者さんが写る場合は必ず許諾を取る。顔が写らない構図が無難
⚠️ ビフォーアフター写真は使えない

施術前後の比較写真は、効果を視覚的に保証する表現と判断されるリスクが高い類型です。GBP投稿での使用は避けてください。
写真で効果を示すのではなく、院内の様子や設備を伝える用途に絞るのが安全です。

投稿タイプ別の推奨写真

投稿カテゴリ 推奨する写真
傷病・施術内容の解説型 施術ベッド、テーピング用品、物理療法機器
季節・時期連動型 季節感のある院内の様子、外観
院の基本情報型 駐車場、外観、受付、待合スペース
予防・セルフケア指導型 運動指導スペース、器具
お知らせ・実務型 院の外観、受付(文字入り画像も可)

CTAボタン6種の使い分け

ボタン 使いどころ 整骨院での評価
電話 急な負傷の相談を受けたいとき ◎ 急性外傷は電話が主流
オンライン予約 予約システムがある場合 ◎ 導入済みなら最優先
詳細 自院サイトの該当ページへ誘導 ○ 解説型と相性が良い
今すぐ来店 アクセス案内と併用 ○ 基本情報型で有効
登録 メルマガ・LINE登録 △ 施術所では用途が限定的
購入 物販がある場合 △ サポーター販売等のみ

迷ったら「電話」または「オンライン予約」を選んでください。整骨院の場合、急性の負傷で探している人が多く、その場で連絡につながる導線が最も効果的です。

7. 投稿後の効果測定|見るべき3指標

GBP投稿の効果測定指標を示した図
図7: 投稿後に見るべき3指標と、見なくてよい指標。

投稿しっぱなしでは改善しません。ただし、見るべき指標は3つだけです。

指標1: プロフィールの閲覧数

GBP管理画面の「パフォーマンス」から確認できます。投稿を始めた月と、その前月を比較してください。

変化 解釈 次のアクション
増加している 投稿が関連性判定に効いている 同じ方向で継続
変化なし 投稿数が不足、または期間が短い 3ヶ月は継続して再評価
減少している 季節要因の可能性が高い 前年同月と比較する

指標2: 検索クエリ(検索キーワード)

「ユーザーがあなたのビジネスを検索した方法」で、実際の検索語が確認できます。ここで「○○市 捻挫」「○○市 接骨院 夜」のような具体的なクエリが増えていれば、投稿が効いている証拠です。

✅ クエリを投稿に還元する

実際に使われている検索語が分かったら、その語を次の投稿の冒頭2行に入れてください。これが最も確実な改善サイクルです。
例: 「○○市 足首 ねんざ」が多ければ、足関節捻挫の解説投稿を増やす。

指標3: 通話・ルート・サイトクリック

実際の行動につながったかを示す指標です。閲覧数が増えてもここが動かない場合、プロフィールの情報が不足している可能性があります。

見なくてよい指標

逆に、深追いしない方がよいものもあります。

指標 理由
個別投稿の表示回数 変動が大きく、単体では判断材料にならない
日次の順位変動 検索する人の位置情報で変わるため、日々の上下に意味は薄い
他院との比較データ そもそも正確に取得できない。自院の推移だけを見る

MEO順位が上がらない場合の原因分析については、別記事で詳しく扱う予定です。

8. よくある質問FAQ

GBP投稿についての誤解3つを示した図
図8: GBP投稿についてよくある3つの誤解。

Q1. 投稿は何文字くらいが適切ですか?

本文全体で250〜400字程度が実用的です。GBP投稿の上限は1,500字ですが、長くしても最後まで読まれることは稀です。それより、冒頭2行に地域名と傷病名を入れることに注力してください。検索結果で表示されるのは冒頭の数十文字だけです。

Q2. 同じ内容を繰り返し投稿してもいいですか?

問題ありません。特に「駐車場のご案内」「施術時間のお知らせ」などの基本情報型は、3ヶ月おきに投稿し直しても違和感がありません。むしろ新規の閲覧者には毎回初見の情報です。ただし、まったく同じ文面を毎週繰り返すのは避け、多少表現を変えるか、写真を差し替えてください。

Q3. 投稿にハッシュタグは必要ですか?

不要です。GBP投稿にハッシュタグ機能はなく、「#」を付けても検索性は向上しません。Instagramの感覚で付けている施術所を見かけますが、効果がないだけでなく読みにくくなります。その分の文字数を本文に使ってください。

Q4. スタッフに投稿を任せても大丈夫ですか?

運用としては可能ですが、広告責任は施術所の管理者(通常は院長)が負います。スタッフの投稿であっても、違反があれば院長の監督責任が問われます。したがって、投稿前の承認フローを必ず設けてください。本記事のテンプレ30本を院内フォルダに保存し、「テンプレの範囲内であれば承認不要、それ以外は院長確認」というルールにすると運用しやすくなります。

Q5. 投稿を3ヶ月止めていました。順位は下がりますか?

投稿を止めたこと自体で直ちに順位が下がるわけではありません。ただし、プロフィール全体の更新頻度は評価要素の一つとされています。3ヶ月止まっていたなら、まず基本情報型の投稿を1本出して再開してください。過去の空白を埋める必要はなく、今日から継続することが重要です。

Q6. 「特典」タイプで初回割引を告知したいのですが

可能ですが、条件があります。通常価格と適用期限を必ず併記してください。「初回限定980円」だけでは誤認誘引に該当しえます。「初回980円(通常6,000円/○月○日まで)」と書けばリスクを下げられます。また、キャンペーンを常時実施している状態で「今だけ」「限定」と書き続けると虚偽広告になるため、期間が終わったら必ず投稿を削除または更新してください。

Q7. 投稿した内容に誤りがありました。修正できますか?

GBP投稿は公開後の編集ができません。誤りに気づいた場合は削除して投稿し直すことになります。特に、休診日や営業時間の告知は誤りが直接クレームにつながるため、投稿前に日付・曜日の対応を必ず確認してください。

Q8. 口コミへの返信と投稿、どちらを優先すべきですか?

口コミ返信が優先です。口コミは投稿より閲覧される機会が多く、未返信の状態は「対応していない院」という印象を与えます。理想は両方ですが、時間が限られるなら口コミ返信を先に片付けてください。返信の書き方は整骨院のGoogle口コミ返信 完全マニュアルで例文とともに解説しています。

9. まとめ|投稿を仕組み化する3ステップ

投稿を仕組み化する3ステップの図
図9: GBP投稿を仕組み化する3ステップ。

GBP投稿は、才能やセンスの問題ではありません。題材のストックと、投稿する時間の固定化という2点で決まります。

ステップ1: 本日中(30分)

  1. テンプレを保存する:本記事の30本を院内フォルダまたはスマホのメモに保存する
  2. 1本目を投稿する:テンプレ16(駐車場の案内)または17(予約方法)から、いちばん書きやすいものを選んで投稿する
  3. CTAボタンを設定する:「電話」または「オンライン予約」を選ぶ

ステップ2: 今週中(1時間)

  1. 過去投稿を点検する:直近6ヶ月の投稿から、第2章の5パターンに該当するものを削除する
  2. 投稿枠をカレンダーに登録:「毎週月曜10時」など固定枠を作る
  3. 4本分の下書きを作る:テンプレを自院の情報に置き換え、1ヶ月分をストックする

ステップ3: 今月中(継続)

  1. インサイトを確認する:GBP管理画面の「パフォーマンス」で閲覧数と検索クエリを見る
  2. クエリを投稿に還元する:実際に使われている検索語を次の投稿の冒頭に入れる
  3. 院内ルールを決める:担当者と承認フローを明文化する

柔整業界のGBP運用は、他業種より確実に難易度が高いです。使える表現が少なく、訴求の武器が制限されているからです。しかし裏を返せば、規制内で継続できている施術所が少ないということでもあります。週1本を1年続けるだけで、多くの競合を上回れます。

投稿前のチェックを、3分で自動化しませんか?

テンプレを自院用に書き換えるとき、うっかり違反表現が混ざることがあります。
柔整ガイドAIは、GBP投稿・HP・SNSを業種特化AIが自動診断するSaaSです。

▶ ベータ版ウェイトリストに登録する(無料)
※ 2026年夏リリース予定。登録者は3ヶ月無料。メールアドレス入力のみ・1分で完了

先生の院のサイト、違反表現は何件ありますか

禁止表現辞書102項目と照合し、該当箇所と安全な代替表現をまとめてお送りします。費用はかかりません。診断のみのご利用で構いません。

無料で診断を申し込む

▶ 無料で広告診断を申し込む